昨夜は
先日のヒラマサが脳裏に浮かび、なかなか寝付けずにいました。サイズこそ大した事はありませんでしたが、ライトタックルで挑むには十分過ぎる獲物でした。強靭なタックルで大物を仕留めるビッグゲームも、ライトタックルで挑むそれに見合ったターゲットを狙う事も即ち、同様に
「ビッグゲーム」です。
SANPEI MIHIRA そして今日は端から大物と戦う為の
「ビッグゲーム」となります。
タックルはそれなりの50LBクラスになります。
ここまで用意したら例えm級でも殆ど負ける気はしません。
早朝4時に起床し、途中のコンビニで知り合いに出会いタイムロスしました。既に空は白みがかりモタモタしてると釣れる魚も釣れなくなります。適当にあしらってポイントに到着すると他の釣り人は居ないようでしたが、既に太陽が水平線を突き破りそうです。

このポイントに入るのは10年ぶりくらいになりますから、
数日前にトレイルを下見しています。まだ暗いので足元を確認しながらしっかりと踏みしめ慎重に下っていきます。一歩間違えれば崖下に滑落する箇所もありますから、逸る気持ちを抑えながらゆっくりです。
万が一にも事故を起こせば、他人すら巻き込んで多大なる迷惑をかける事になりますからね。先ずは安全第一です。

まずは魔の三叉路にて右を選択しました。しかし潮が動いており感じは良かったのですが途中で引き返してしまいました。根魚はとても居そうな気配でしたが今日はトップゲームが目的ですからここは捨てました。青物も良さそうですし荒れたらヒラスズキが出るでしょうね。
太陽様はすぐそこまで迫っていますから、早く投げたい気持ちを抑え込むには中々難しいタイミングです。
今来た崖をよじ登り三叉路に戻りました。今度は左方向へ向かい先端までペースを上げて向かいました。
こういった曖昧な決断も時には良い方向へ向かう場合もありますね。
ポイントへ到着し早急に用意をしました。潮目が出ており狙うべき場所は完璧に目視確認できます。この時も逸る(焦る)気持ちとの戦いとなります。きっちりとノットを締め込み、グローブも着用し臨戦態勢を整えます。ボイルこそ見えませんがヒラマサは居れば数投以内に誘いに乗ってくる魚だと思いますので、
Standardにて潮のぶつかっている箇所を通してみます。
ジグでは判り難いのですがトップなら丸見え、取り敢えずチェイスさえ見えれば気持ちも昂りますからね!
1投目(真正面の潮目)は全く反応がありませんでした。
そして本命(左方向)の潮目(地形から想像するに、沖に向かい瀬が張り出しています)に放り込みました。
緊張の一瞬です。
リーリング操作にて誘い出します。
ワンツースリー、ワンツースリー、ワンツースリー、
(ん?後方の波紋に何か気配を感じます!)
「ごぶわん!!!」 バシャっと飛沫を上げ確かに重みを感じましたが、一瞬シーバスかと思いました。
ガンガンフッキングして、しっかりと重みを感じグイグイ寄せます。
ボトムに突っ込んだり左右に走っていますから間違いなくヒラマサです。
流石にこのタックルではドラグも出さずに1分以内の勝負になってきます。
最期はゴボウ抜きにて決着!
≪King Fish!!≫
Rude the Standard (R-Green Metal)
5時40分に納竿、約30分程滞在しましたが潮も良い感じでマダマダ出そうな気配です。


何時も思うのですが、この場合獲物はリリースすべきか?キャッチするべきか?
この獲物はエラにトレブルが刺さり、出血しておりまして
リリースしても死んでしまいます。
下った山道20分を獲物を担いで登るのは結構大変ですが、私が掛けたせいで死ぬ運命にあるこのヒラマサを海に帰すのは、
その命を捨てる事だと思います。もしも貴方が傷ついた魚を海にリリースする場合、それが本当に適切な判断なのか良く考えて下さい。写真を撮って状態も確認せずにリリースすればOK、カッコイイと思うのは只の自己都合(満足)だと思います。
私は、この戦友を例え大変でも担いで持ち帰り、車に待機させてある氷入りクーラーに大切に入れ、そして最高に美味しく頂きます。何時でもキャッチできるように準備を怠らないようにしています。
○10ソルティガ4500H
○TIDEMARK Rocky Shore TMRSS-106/14
○S.W.8ブレイド+Si 4号 45LB
○ナイロンリーダー 50LB

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Rude the Standard (40g-170mm)★
Rude the Std.Dive (50g-170mm)
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