スプリットリングオープナーについてご質問頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
先ずRudeのウッドプラグはワイヤー最小直径が約Φ1.2mmもあります。シーバスミノーやジグと比べ太く、推奨しているフック、スプリットリングも大きくなります。それに伴い使いやすいオープナー(フィッシングプライヤー)も標準的なそれとは異なります。
下画像のような一般的なオープナーは先端を隙間へ刺し込みリングを開く構造です。これらのオープナーはリングの開く幅が狭く、また力も弱いので取り付けし難い構造になります。大きく開ける物であっても汎用性に乏しくお勧めしません。


種類も多く安価ですがリングが開ききらず、フックのメッキ等も痛めるので無理な使用は避けましょう。オープナー部との摩擦も結構あり長期使用すればノーズの磨耗や変形も起こります。この手のオープナーはφ6mmまでのスプリットリングでの使用に適していると思います。
スプリットリングサイズがΦ8mmを越えるならば迷わず下画像タイプのオープナーをお薦めします。


挟んで抉じ開ける構造です。大型スプリットリング用で快適性を求めるならば迷わずこの構造一択になると思います。
左)ビッグゲームプライヤー GP-60 ※廃盤
10年以上愛用していますがこれ以上使い易いオープナーに出会えていません。今では殆ど手に入らないのが残念です。ノーズ幅が適度でΦ6~Φ11mmが非常にスムーズに交換できます。もしも見つけられたら即バイトをおススメします。
右)ゲームプライヤーⅡ GP2-60 ※現行
ノーズ(先端部)の幅が無駄に広く
Φ8mm程度のリングでは使いにくい。多機能で安価なプライヤーに感化された感が否めない程に中途半端な機能が幾つか付いていますが、基本性能(オープナー)は大幅にダウンしています。デザイン性を重視したのかグリップも悪く残念です…レビューに釣られ紹介しようと期待して買ってはみたものの実践投入する気が起きません。これ作った人…フック取り付けたり実際に釣りで使ってみたの?グラインダー等でシェイプし加工したら使えるかも知れませんけど(^-^;
GP2-60 改造記事 私は大サービスでも評価☆1ですね、、、デザインに気を取られて設計ミスだとも思います。私はそのデザイン含めてもお勧め出来ません。
一応メーカー発表規格は8~11mmですが、9mm~になるでしょう。フック通した状態でスイベルに取り付けるなら、その下限Φ9mmでも苦しいですけどね(;´д`)

初期不良なのかノーズ部がズレていて(画像上の左)、調整しようと六角で回したら、まさかのネジ頭が滑って終了したw更にはバリがありPeラインが触れれば致命的、指が切れそうですww価格考えてもこれは絶対無しです。格好と値段(見栄)だけの商品だったので是非他のメーカーで探して下さい。私はオーナーのツールを今後買いません…呆れました(;´д`)

画像(左) 参考リングサイズΦ8mm
オープナー先端幅とリング内径とを比べ、画像のように余裕が無いなら使えない、またはストレス無での使用は望めません。実践中のスムーズな組み換えにはオープナーの選定がとても重要になります。

高額になる場合もありますが、こういったツールは無くさない限り一生物ですので良い品ならばケチらなくて良いと思いますよ。また探してみます!
コメント