ルアーの補修について


以前から

「使ってたら岩にぶつけて塗装が剥がれました。修理は可能でしょうか?」
「クラックが入りました。」

と言った御質問、御意見を頂いておりました。
その都度、回答して参りましたが公開しておきます。



取扱説明を御覧頂き、釣りと常識の範囲内での使用をお願い致します。


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 先ずはウッドプラグとは、使用すれば吸水し塗装が割れる(クラック)物だと御承知願います。Rudeのルアーは下塗り(ベース色塗装)前に数回のウレタンによる防水処置が施されております。しかしながらウッド材はそもそもが柔らかく、ワイヤーに強い力が加わったり劣化してその塗装がダメージを負ってしまう事が多々あり、その時に膨張しクラックとして目に見えるようになります。表面の塗装が割れているだけで、ボディそのものに大きな亀裂が入っている訳では御座いませんので殆どの場合、使用には何ら問題は御座いません。
 その他の要因としては、フックや魚の歯傷による塗装へのダメージです。この場合も木地が露出すればそこからドンドン水を吸ってしまいます。

 見栄えが悪かったり若干重く感じられたりしますが、ウッドプラグとは本来そのような物ですので御理解下さいませ。私はずっと綺麗なルアーよりも、ボロボロに使い込んだルアーの方が価値ある物だと考えております。またエポキシ・レジンに比べれば強度面に遅れを取りますウレタンコーティングにて仕上げております。これは「極力ウッド本来のアクションを残す為」の意味合いも御座います。ウッド本来の性能を潰してしまう事もありますので、適度な範囲でのコーティング皮膜厚に仕上げています。

 ルアーは使えば痛む物ですので御理解の程、宜しくお願い致します。


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 リペアに画像のような油性ウレタン等を使用しますとホログラムの変色や塗料が流れたりしますので極力使わないで下さい。使用する場合はハケを使い、短時間で乾燥するように薄く2~3回重ねて下さい。
ディッピングは絶対に行わないで下さい。
 水性塗料(アクリル系やウレタン)は問題無くご利用可能ですがディッピングは行わないで下さい。




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 <お奨め>
 ホームセンターで簡単に手に入る短時間で硬化するエポキシ接着剤を使用します。  
ロッドのスレッド修理や日常生活でも色々と使い道がありますので重宝します。

エポクリアー  耐久性、耐水性は若干劣りますが比較的短い時間で硬化するので扱い易い。



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先ずは木地にマジックや車のボディペイントで色を復元します。
塗料が良く乾燥したらエポキシA、硬化剤Bをあまり気泡が入らないように混ぜ合わせ硬化時間より少し前になったら、爪楊枝等で傷口に少量塗っていきます。大量に盛ると流れたりします。
※A剤よりもB剤が多いと固まらなく、何時までもベタベタしますので気持Aを大目が良いと思います。


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画像では判り易くするために厚く盛っていますが、本来は薄く塗るのがコツです。

 完全に硬化するまでベタベタしますから子供の手の届かない、埃の舞わない処に放置します。
気温・湿度や混合比などの違いで完全硬化時間が大きく変わる場合があります。1日経ってもベタベタするようなら、さらに1週間程度様子を見ましょう。

見た目は完全には治りませんが、手軽に行えますのでこれで十分です。
クラックの場合は、擦り込むように埋めて下さい。

リペア前に 取扱説明 のように塩抜き、乾燥を十分に行って下さいね。
末永く可愛がって頂けたら幸いです。



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Chappychappy202

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