アオリイカ編のつづき..... イカ釣りで良い思いをし日の出約1時間前、午前5時に磯へ向かいました。
今にも雨が降り出しそうな程に曇っておりましたが、月明かりが強いようで結構明るい。
さっさと用意をして臨戦態勢で日の出を待ちますが例の如くモスキートがプンプンと ( ;´Д`)
仕方が無いので一人、暗闇の中でラジオ体操第一~第二までをこなしました。
更にはけっこう強い雨が降って来てレインウェアを着込みました。
明るくなってからキャスト開始です。今日は是が非でも大物と対峙したく始めから全力投球。
覇王 Rude the Std.Dive-Overload (Mongara)

標準自重120g、フック装着で150g近くになるRude最大のペンシルです。
しかもカラーは
大不人気の
モンガラウミヘビ。その毒々しさたるや、友人すらも避けて通る曲者です。でもね、偽物で釣るルアーフィッシングなのだからこういう柄の方が万が一、魚が釣れた時にとても絵になるもんだと思うのです。
「釣れたら何でもいいがな!」っとはちょっと違う路線なんですね、、、このMongara系は。正直はカラーは釣果に関係ないと考えていますが。
土砂振りの中、必死でキャストしますが無反応のまま30分くらい経過してしまい、雨具の中は下着までびしょ濡れ。モスキートに集られ士気も下がりましたが、此度を逃せば次回磯に立てるのは何時になるかも判りません。この雨ですから他のアングラーは居ませんので貸し切りですし、気配もあるので休憩を挟みながら耐えます。
そして運命の瞬間はやってきました。
一息入れて、お茶を飲んだり景色を眺めたりしてから、そろそろタイムアップも差し迫った午前6時40分。
復帰からの1投目、Overloadがダイブから
ぴょこっとヘッドを出した瞬間に
ごぶぉん!!!! Σ(゚Д゚) う¨ぉるりゃ~!!!! (´・ω・`) 装着フック、ST66 5/0
推奨フック表 これを完全に貫通させる程にガチフッキング Σ(・ω・ノ)ノ!
絶対大物!この時、私は間違いなくそう確信しました。
下手すりゃメーターオーバーで崖が登れないかもなぁ?なんて冷静に考えていました。
現にロッドは起こしてもビタっと止まってちょっと緩めのドラグがチリチリ鳴っています。オオマサならばこの後に猛烈に突っ走る筈なので、不安定な足場だったので中腰になって様子を伺います。
しかし私の期待を裏切り、そのまま特に走られる事も無く、ただただその体制を維持し続けるのでした (。´・ω・)?
あれ?
なんなの?
っと無駄に構える必要も無さそうなのでグイグイ寄せると重たいのは重たいけど、あまり強くは引きません。
そして浮かんできたのは

70をゆうに超えるメジロ
しかしここで違和感が。
尾が曲がっています。
「奇形」と言われる奴です。
この奇形には諸説ありますが、原発の
放射線「セシウム」がどうとかこうとかの説は否定します。
(そうそう滅多にはお目に掛かれない。もしもそのような放射能汚染ならばもっと沢山、局地的に大量発見される筈である。放射線を浴びれば成長が加速され奇形よりも世界記録並みの超大物が湧く方が現実的だと思う。)
私の信じる説としては
①ケガ
②養殖業者の放流
③有害科学物質(②の薬など)
④遺伝子異常
先天的な④は恐らくここまで成長する事が難しそうなので、可能性としては薄いかと思います。
①もちょっと考え難いです。恐らくは②と③のコンビネーションではなかろうかと思います。
ある程度まで育った養殖魚ですが、様々な環境や病気などの影響で奇形が育ちます。
ここで養殖業者は彼等を選別し、処分では無く海に放つのだと聞きました。
安全に食べられるのか? これは私にはわかりませんが、此度の獲物は出血がひどく、岩場を撥ねまくったので
廃棄はできてもリリースは不可能でした。いくら奇形と言えども、奪った命は同等です。しかし、自分の子供に食べさせる事も正直な気分では嫌なのです。
そこで友人に連絡した所、
「別に食べるで」 っと言われたので譲りました。
リリースできれば、それに越したことはないんですがね。。。変形さえなければ、顔つきから推測するにゆうに80cmを超える立派なブリだったのでしょう。それでも5kg以上あったので普段は嬉しい帰路の山道で何とも言えない複雑な気分でした。
昔の養殖ブリは
「食べると風邪が治る!」とまで言われるほど、過密に飼育し抗生物質を大量に投与されていました。今でも一部の地域の輸入養殖サーモンは食べてはならない食品の中でも高順位ですね。



ロッドを畳むと何故か起こるナブラ。
鳥山を伴いスコールのような凄まじいやつでした。
でも、今日はこの奇形メジロでダークな気分になったので退散です。
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