ルアーも消耗品であり綺麗さや価値は有限であると思います。
物の寿命には限りがあり、使えば使う程に価値や初期性能は必ず失われて行くものです。短命なラインやフックに限らずロッドやリール、勿論ルアーもいずれは痛み、汚れたり使えなくなります。特にウッドルアーは天然素材であるが故にソルト界では短命に終わる事も少なくありません。性能(アクションや強度)に影響が無ければ、
例えボロボロになっても釣果に影響を及ぼす事は先ず考えられませんが、トラブル回避の為に日々のメンテナンスは行って下さい。
取扱説明 参照
今回は美的なお話 原則的には
ルアーの簡単な補修(リペア)では新品のように復活させるのは不可能です。完全に修復するにはワイヤー等を分解して塗装を全て削り落とし、傷の箇所にパテ盛りを行った後に再形成し塗装し直します(リペイント)。木材の状態次第(腐れ、ヒビ割れ等)では修復が不可能な場合もあるので、正直は新たに作る方が遥かに簡単確実ですが(汗)
以前にも簡単に触れていますが、ウッドルアーの補修とは見た目を捨てた可能な限りの延命措置(部分補修)となります。大きなフックを取り付けて何度も何度も海に放り投げ、その度に水面に激突、または岩等に擦ったり魚に齧られれば必然的に修復不能なダメージを負います。使えば使う程に傷だらけになるが、それを多少遅らせる、または酷くならないよう補強するという意味合いが強いです。
ダメージを気にしていたら釣りになりません。また、この傷のせいで釣果が変わる訳でもありません。
所詮は魚を釣る為の道具の一つである。 塗料の上塗りは古い塗料やホログラムがシワやニジミになって全体が台無しになったりと状態を悪化させる事が多いです。Rudeで使用されている塗料は完全硬化後なら比較的溶剤に侵され難い2液性のウレタン塗料ですが、これはラッカー塗料に対して弱くなります。つまりはホームセンターで手に入り易いラッカー塗料(スプレー缶)を吹き付ければ、シワになったり状態が悪化する事になります。
塗料の性質(相性)は施行錯誤による所が大きく、
環境の整わない家庭で有機溶剤を用いるのも一般的では無いと考えます。危険性・有害性・効率等を考慮すると、なるべく溶剤の揮発が無い、
エポキシ接着剤や水性ウレタン塗料で部分補修を行うのが限界ではなかろうかと考えています。
ルアーの補修についてリペイント作業・ワイヤー等全てのパーツを取り外す。
・サンダー、ペーパーで塗装を削り落とす。
(塗装を残しパテ、サーフェイサーを厚く吹き付け研磨形成するのもあり)
・パテで大きな傷凹みを埋めて研磨にて形成。
・サーフェイサー→研磨→塗装→必要なら研磨(艶出し)→組み立て。
手間暇かけても必ず上手く行くとは限りません。 小傷や金属部の研磨

ピカール金属みがき METAL POLISH
これを少量、布に付けて拭き上げると一応ピカピカにはなります。
Rudeのルアーにはトップコートの擦れた細かな傷(汚れ、錆び)や金属部には使えます。
部分補修後の仕上げ、(ペーパー研磨→艶出し)にも使用できます。
灯油が入っていますので変質を避ける為に使用後は中性洗剤で軽く洗って下さい。
※研磨剤ですから削って綺麗に見せるだけです。使う程にコーティングは薄くなります。
塗装には適さないと説明がありますが問題ありませんし他に手がありません。
仕上げに使う事はありませんが、マスキングが浮いて無駄に吹き込んだミスト落しに使ったりします。
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